【キャラクター登録ガイド】
 キャラクターはルールブックに従って作成し、キャラクター登録所に登録します。ただし、以下の特殊なルールがあります。よく読んで確認して下さい。

■登録できるキャラクターの数
 SWWWに登録できるプレイヤー・キャラクターの数は、1人のプレイヤーにつき、1人のキャラクターまでとなります。
 ただしPC登録後。GMおよびPCでのセッション参加数が「累計3回」に達した場合、キャラクターを「5人」まで登録できるようになります。

 それ以上何回GM・PCとしてセッションに参加しても、SWWWでキャラクターは追加できません。
 何れかのPC引退(ロスト)と引き換えに、新たなPCを登録するのは可能です。

【特記】2.0と2.5では別々にカウント
 上記の制限は、SW2.0とSW2.5では、独立して考えます。
 SW2.0で3回以上のセッションに参加しても、SW2.5でのPC登録可能数には影響しません。
 双方でそれぞれ3回以上のセッションに参加したなら、両方で最大5人ずつ、合計10人のPCを登録可能です。

■冒険の舞台
 SWWWでの冒険の舞台は、GMがそのセッション毎に定めることができます。
 SW2.0においてはテラスフィア大陸・ザルツ地方(ルキスラ帝国周辺)、SW2.5においてはアルフレイム大陸・ブルライト地方(ハーヴェス王国周辺)が高い頻度で扱われていますが、これ以外の地方や都市を扱うことは何ら制限されません。
 ただし、SW2.0のルールでアルフレイム大陸の冒険を扱うなど、本来想定されていない遊び方は特別な理由がなければ避けるべきでしょう。

■登録可能な種族
 PCとして登録可能な種族は、「人族」に分類される各種族です。基本ルールブックに掲載された種族はもちろん、各サプリメントで新たに登場した種族も登録は可能です。
 ただし、各セッションのレギュレーション(使用できるルールブック、サプリメント等)は開催するGMによって定められ、レギュレーション外のサプリメントで登場した種族のPCでは応募することができません。
 基本ルールブックより後で追加された種族のPC登録は、セッション参加の機会を限定する可能性があることを念頭に置いておきましょう。
 特に「1人目」のPCにおいては、基本ルールブックに掲載された種族で始めることを推奨します。

【特記】蛮族PCの禁止
 原則として、SWWWでは蛮族PCの登録は認められません。
 当該サプリメント内にも明記されているように、蛮族PCは存在自体が特殊です。SWWWのように「毎回違ったPCがパーティを組む」ことを前提としたオープン環境で自由に作成されると、蛮族が人族の敵であるという基本原則が崩れてしまうため、禁止しています。
 ただし、GMが特に望んで「蛮族PCの存在を前提とした」セッションやキャンペーンを企画し、それ専用の蛮族PCを登録することを許可することは妨げられません(無論、そのPCは他のセッションには参加することができません)。

 また、蛮族PC同様に「SW2.0におけるデーモンルーラー技能」もその反社会性から原則としてPCの習得を禁じるものとさせて頂きます。


【特記】SW2.5における「希少種」の扱い
 サプリメント『アーケインレリック』に掲載の「希少種」としてPCを登録することもできます。追加種族と同様、GMの定めるレギュレーションに合致しなければセッションに参加することはできませんが、特にGMが禁じなければ、そのPCを(データ上は)通常種であるものとして参加させても構いません。
 一方、通常種として登録しているPCも、レギュレーションに合致し、GMが特に禁じないならば「そのセッションに限って」希少種として参加させても構いません。ただし、この場合は応募時点でそれを明示すべきです。また、身体特徴の差異が大きい希少種や、生態や嗜好に明確な差異がある希少種への一時的変更は、なるべく避けた方が無難でしょう。

■初期能力値の決定
 手元でダイスを振るか、Discord等に付随するダイスマクロを用いるなどして決定して下さい。振りなおし等は任意です。ダイスチェックはありません。
 究極的には、好きな能力値が出るまで振りなおしを続けることも可能です。ただし、SWWWはオープンな交流サイトです。あなたが有利な生まれを選び、極めて高い能力値を設定するのは自由ですが、そんなあなたと他の人が一緒に遊びたいかどうかは、考えてから登録した方がよいでしょう。

■プリーストの信仰
 PCとして登録されるキャラクターが信仰できる神は、邪教と認知されていない、人族が信仰する第一の剣と第三の剣の神々と、“風来神”ル=ロウドに限られます。
 追加種族と同様、基本ルールブックより後に追加された神については、GMの定めるレギュレーションに合致しなければ選択することはできません。
 蛮族などが信仰する第二の剣の神をはじめ、上に挙げた以外の神を信仰することは原則としてできません。また、PCはいかなる神を信仰しても、【フィアー】【ヴァイス・〜】系の神聖魔法を選択することはできません。


■キャラクターの個性付け
 キャラクターの年齢は、ルールブックの種族の項にある「成人として認められる年齢」から「寿命」までの間として下さい。年齢によって有利不利が発生することはありません。ナイトメアには寿命がないと書かれていますので、暫定的に親の種族に従うとします。長い寿命を持つ種族であっても、「数百歳」という前文明以前の生まれを設定することは推奨されません。

 キャラクターの性別は、男性または女性です。一部の魔法やアイテムなど、ルール的に意味を持つ場面がありますので、キャラクター生来の性別を明記してください。

 登録されたPCは、原則としてルールで定められた以上の特殊な背景、有利に働く社会的な地位や人脈、特殊な力を持たせることは出来ません。
 ただしキャンペーン形式の参加PC、及びセッション・キャンペーン限定での特殊設定等の追加は例外とします。PCは該当セッション・キャンペーン終了後に公式ルールに沿った設定へと訂正するか、それができなければ引退となります。

 また新たに追加するPCを、今までに登録したPCの血族や身内に設定するのは構いませんが、できたばかりのPCに対して、血族・身内PCを使って有利に働く設定を追加することは原則NGです。

 「経歴表」の使用は任意ですが、設定を拾うかどうかは、参加したセッションのGMに委ねられます。これは、経歴表によらないプレイヤーオリジナルの設定も同様です。


■2種類のキャラクターデータ
 SWWWにおいて、キャラクターシートは「キャラクター背景」と「セッション用データ」に分かれます。参加登録に必要なキャラクターシートは、「キャラクター背景」だけです。

 「キャラクター背景」とは、キャラクターの基本的な背景等、参加セッションのレギュレーションによって変更されることのない部分を指します。基本的には登録時にルールブックに従い決定しますが、「生まれに含まれない技能」「信仰」「戦闘特技」「名誉アイテム以外の装備品・所持品」は含みません。

 「セッション用データ」は、「キャラクター背景」をベースとして、参加応募するセッションごとに定められた「レギューション」「セッション・グレード(後述)」に沿って、「生まれに含まれない技能」「信仰」「戦闘特技」「装備品・所持品」を追加したものとなります。


■セッション・グレード
 「セッション・グレード」とは、SWWW独自のハウスルールになります。1から15の15段階が存在し、それぞれに「総経験点」「成長回数」「所持金合計」が設定されています。PCは、参加するセッションのグレードに対応した条件に従って、自分の「キャラクター背景」を元に「セッション用データ」を作成します。

 「セッション・グレード」の詳細な内容については、別ページに記載しています。
 このハウスルールは、個々のPCが持つ連続性をある程度まで無視してしまうものですが、「このPCが、もしこんな成長をしていたら」という楽しみを提供するものです。個々のセッションは一種のパラレルワールドとして並列されているものと理解してもよいかと思います。


■名誉点について
 所持品の例外として、名誉アイテム・メモリーアイテムには「キャラクター背景」で管理する部分と、「セッション用データ」で管理する部分があります。

 「キャラクター背景」では、合計名誉点と、名誉点の使用先を管理します。一度名誉アイテムなどに名誉点を使用すると、取り消しはできません。

 「セッション用データ」では、名誉・メモリーアイテムのうち、ガメルやアイテムに関わるものを管理します。ガメルの消費が必要な名誉アイテムは、ガメルを支払ってはじめて、そのセッション内で有効に扱われます。その名誉アイテムに所持金を割かずに参加したセッションでは、その名誉アイテムを登場させることはできません。
 またメモリーアイテムの持ち込みについては、必ずセッションGMの許可を取ってください。

【特記】仮想名誉点の取り扱い
 登録して間もないPCや、過去のデータを紛失してしまったPCでも、高めのセッション・グレードで大きな格差を感じずセッションを楽しめるよう、セッション・グレードには「仮想名誉点」なる項目が設定されています。
 PCをあるセッションに参加させるとき、プレイヤーはそのPCが「セッション毎に蓄積していくPC本来の名誉点・名誉アイテム」か、または「そのセッション限りの仮想名誉点」のどちらかを利用することを選べます。

 何度もセッションに参加し、多くの名誉点を蓄積したPCは、セッション・グレードに関わりなく、愛用の名誉アイテムや称号、冒険者ランクを利用することができます。
 一方そうではないPCも、挑戦する冒険の難易度に相応しいだけの実績は積んでいるものとして、指定された仮想の名誉点をアイテムなどに消費することが可能です。仮想名誉点で得たアイテムなどはセッション終了と同時に失われ、リセットされます。
 当然ながら、PC本来の名誉点やそれで得たアイテムなどと、仮想名誉点の利用を同じセッション内で並列することはできません。本来の名誉点が指示された仮想名誉点を上回る場合でも、あえて仮想名誉点のみの運用を選ぶことは可能ですが、その際はあくまで「仮想名誉点のみ」でセッション用データを作成しなければなりません。


【特記】SW2.5における<アビスシャード>の取り扱い
 SW2.5においては、セッション・グレードに「<アビスシャード>所持数」の項目が追加されています。
 PCはセッション用データ作成において、これを<アビス強化>などに利用するか、あるいは1つ200ガメルで売却することを選択できます。
 もちろん、利用も売却もせず、そのままセッションに持ち込んでも構いません。ただし、別のPCに譲渡するケースにおいては、原則としてその用途を「アビスカースの決め直し」に限って下さい。
 なお、アビスカースの決定においては、セッション開始時、または募集期間中にDiscord等に付随のダイスマクロを用いて決定するものとします。各GMは望むなら、これを決定するタイミングを指定しても構いません。


【特記】SW2.5における『ヴァグランツ(放浪者)』のPC
 SW2.5においては、従来の冒険者以外に『ヴァグランツ(放浪者)』と呼ばれるPCが存在し得ます。
 GMが指定するレギュレーションに合致するならば、PCを「そのセッションにおいては」ヴァグランツとして参加させても構いません。ただし、これは応募時点で明示すべきです。
 このケースにおいては、本来の名誉点、仮想名誉点のどちらを利用する場合でも、「冒険者ランク」を利用することはできなくなります。


 2024/11/20追記


■「アウトローPC」の登録について

 各PLは望むならば、登録PCの一部を以下に示す「アウトローPC」としても構いません。

 ・[分類:蛮族]として扱われる種族、およびダークドワーフのPC
 ・SW2.0においてデーモンルーラー技能を習得するPC
 ・第二の剣に連なる神の大部分をはじめ、人族社会では[邪神]として認識される神のプリースト

 ただし、これらアウトローPCは、原則としてGMが【アウトロー卓】と定めて募集したセッションにのみ参加できます。
 登録時にはタイトル(PC名)欄の行頭に【アウトロー】の文字を挿入してください。

 GMは【アウトロー卓】としてセッションを募集する際、参加PCを「アウトローPC限定」に限定するか、「それ以外のPCとも混在可能」とするか指定しなければなりません。
 いずれのケースでも舞台背景やシナリオ設定には注意を要します。特に後者においては「共通の脅威を前に一時的に共闘する」など、説得力のある導入が必要です。
 「何となく人族と蛮族が合流して一緒に冒険する」展開は忌避すべきです。

 募集時にはタイトルに【アウトロー卓(限定)】または【アウトロー卓(混在)】の文字を挿入し、本文中でも明記して下さい。
 セッションごと、アウトローPCの一部を規制(この種族はダメ、蛮族はいいが第二の剣のプリーストはダメなど)することもできます。
 また、蛮族の勢力圏を舞台とする場合、<イグニスの魔符>など蛮族専用アイテムの使用を許可しても構いません。

【特記】一部アウトローPCから通常PCへの移行

 種族がコボルド、ラルヴァ、ウィークリングのPCは、以下の条件下で「アウトローPC」から通常のPCに移行しても構いません。

 ・セッションで得た名誉点によって地位[例外的存在(70点)]を獲得している。
 ・以後、セッションで得た名誉点によって地位[名誉人族(250点)]を獲得するまで、他の用途に名誉点を消費しない。
 ・以後、セッションで得た名誉点によって地位[名誉人族(250点)]を獲得するまで、仮想名誉点でセッションに参加する際には[250-未使用名誉点]だけ、運用できる仮想名誉点が減少する。

 通常PCへの移行後は「アウトローPC限定」のセッションには参加できなくなります。
 なお、上記の3種族以外の蛮族PCや、SW2.0でのデーモンルーラー技能、いわゆる邪神のプリースト技能を習得するPCは、通常PCに移行することはできません。




■名誉点運用における注釈

1)「個人専用アイテム」の取得に関して

 PC固有の名誉点によって<専用武器>、<専用装飾品>などの「個人専用アイテム」を取得した場合、それらは各セッションごとに「同種別の別アイテム」を専用化しているものとして扱っても構いません。
 ただし、<武器><盾><鎧>に関しては、その「ランク」が一致している必要があります。

例)<専用ディフェンダー(ソードA)>と<専用聖印>を取得しているPCは、あるセッションにおいて、これを<専用ハルバード(アックスA>と<専用アルケミーキット>に差し替えることが可能です。
  しかし、<専用ディフェンダー>をランクが異なる<専用ロングソード(ソードB)>に、また<専用聖印>を種別が異なる<専用楽器>に差し替えたりすることはできません。


2)仮想名誉点運用時における[合計名誉点を減少させる]アイテム使用に関して

 一部の名誉アイテムには、使用すると合計名誉点が減少するものが存在しています。これらを仮想名誉点によって取得し、使用した場合、PC固有の名誉点が減少します。
 ただし、以下のアイテムにおいては減少する値が緩和されます。

・<栄光の軍師徽章><栄冠の軍師徽章><マナドーラ(マナドリン)>

 各セッション(シナリオ)ごと、各「1つ」までの使用/破壊による名誉点減少を免れます。
 <マナドーラ(マナドリン)>においては、どちらか1つまでです。

・<レッドカイエンベノム><イリタントグロビュル>

 各セッション(シナリオ)ごと、[開催グレード×5]点まで名誉点減少が軽減されます。

 なお、アウトロー卓での蛮族専用アイテムに関しては、これらの緩和はありません。

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